介護用クッションの性能優位性の評価

育成支援PJ

ズレないムレない楽らくクッション

当社は、これまで持続保温力を有する「あぜ編み技術」や足趾伸展機能を生みだす「靴下の編み技術」などのコア技術を用いて、転倒防止機能を備えた冷えない・蒸れない靴下を開発するなど、医療・介護分野での製品開発・製造・販売に携わってきました。
この度、当社のコア技術に新素材(TEIJINナノフロント®※)を導入することにより、高い摩擦力と優れた通気構造を有するズレない・ムレない・肌に優しい快適なクッションを開発することができました。この製品は、介護が必要な方や車椅子を使用する方の姿勢保持等を目的としていますが、抗菌・防臭効果があり、丸洗いすることができます。
しかしながら、他社の類似製品と比べると、この製品の優位性を証明できるエビデンスがあいまいで、お客さまへの訴求性にインパクトの欠ける面がありました。そこで、このクッションの快適さ・性能の優位性を定量及び定性的に分析して、その結果をパッケージなどに明記することによって、医療・介護業界に広く受け入れられるようにすることを目的に質感色感研究会に入会しました。

(※毛髪の直径の7,500分の1の細い糸で、その生地は高い吸水性、通気性を有し、摩擦抵抗が高いが、肌に優しい特徴がある。)

質感色感研究会での取り組み

開発したクッションの実環境での優位性のエビデンス確立のため、要介護の方を対象にモニタリングテストを行 い、主観評価や床ずれの改善具合の評価を行って、従来のクッションとの性能の違いを明らかにしました。

質感色感研究会での気付き

この度の取り組みの中で、当製品を背部に使用することで姿勢保持や指圧代替品としての機能が期待できること が分かりました。

このような気付きをもとに、今後も高齢者の課題解決が図れる商品開発に挑戦していきたいと思い ます。

参加企業

株式会社コーポレーションパールスター
(参加:2021年~2023年)
広島県東広島市安芸津町三津4424
URL:https://www.corporation-pearlstar.com/

担当研究者

鳥取大学 井上 貴央 名誉教授
広島県立総合技術研究所 横山 詔常 主任研究員

研究課題

TEIJINナノフロント®を活用した介護用クッションの汎用品に対する優位性度合の明確化