釣糸の視認性評価

育成支援PJ

【課題】 当社は釣糸などを製造・販売しています。釣糸の視認性は、釣人にとって非常に重要な要素ですが、しっかりとしたデータが無く、経験や勘で取り扱われています。そのため、釣糸の視認性を定量的に把握できないかと考え、色を数値として定量化し、釣糸の見え易さ(感性)との相関を明確化することにより、感性工学を用いた一味違う釣糸の開発のため、質感色感研究会に入会しました。

質感色感研究会での取り組み

同研究会では、釣糸の視認性に関して、試行錯誤しながら複数の測定方法を検討・実施しました。
その中では、背景色を考慮した釣糸の視認性に関する物理量(明度、色度、彩度など)の測定(客観的な評価)や人間が実際に見た時の視認性テスト(人間の感性による主観的評価)による数値化を行う測定方法を確立しました。
この方法を活用するとともに、釣糸の色などに関するアンケート調査によるお客様の意向を確認することで、“欲しい色”かつ“視認性に優れた”ホワイトカラーやオレンジカラーの釣糸を商品開発しました。

質感色感研究会での気付き

釣糸の視認性に関して、これまでは感性評価だけでしたが、定性的・定量的な分析を組み合わせることで、よりお客様のニーズにあった商品開発を出来るようになりました。
今後も引き続き視認性やカラーデザインの研究を行い、釣りを愉しむ全ての人々に満足して頂けるような商品開発に生かしていきたいと思います。

参加企業

株式会社サンライン(参加:2011年~2020年)
山口県岩国市玖珂町1600-21
URL:https://sunline.co.jp/

担当研究者

元広島市立大学 日浦慎作 教授
元近畿大学 米原牧子 非常勤講師

研究課題

釣糸の視認性の評価とカラーデザインについて